化学構造を描写するソフトはいくつかあり、一番広く使われているのが「 CS ChemDraw Std 7.0 日本語マニュアル付き」


フリーの化学構造描写ツールを2つ紹介します。
「ISIS Draw」と「Chem Sketch」です。入手できるサイト・方法・互換性をレポートしておきましたのでご参考ください。
二つのソフトを簡単ですが比較しました。
結果として
利便性に関しては、日本語表示である事から「ISIS Draw」の方に軍配が上がると思います。また「ChemSketch」は起動のたびに広告が表示されます。
機能性に関しては、テンプレートの豊富さ3D表示機能などのツールが使える事から「ChemSketch」の方を推薦します。
構造式を書くだけなら日本語表示の「ISIS Draw」を使う方が便利ですが、中高生のレポート作成にはテンプレートが豊富な「ChemSketch」の方がより見栄えの良いものが作れるのではないでしょうか?いずれにせよ、高度な設定を使いこなすには化学知識が必要になってきます。
両ソフトとも「Microsoft Word」にはコピー&ペーストできますので、簡単なレポート作成のレベルであれば、両ソフト共に特に問題はないと思われます。
両ソフトに関する互換性を追記しておきます。
互換性
まず、保存形式の違いを比較します。
「Chem Draw」・・・skc/chm/gif/bmpなど
「ISIS Draw」・・・skc しか保存形式がない。
「Chem Sketch」・・skc/chm/sk2/pdf/gif/bmpなど
太字で示したものが各ソフトで、通常セーブされる保存形式です。
「Chem Draw」はバージョンの古いもので確かめたので、最新のものはどうなっているか分かりません。ご了承ください。
基本的に「ISIS Draw」で作成したファイルは「Chem Draw」・「Chem Sketch」ともにインポート形式をskc にすれば回覧・編集できます。注目すべきは「Chem Sketch」にPDF出力形式が存在することです。
「Chem Sketch」には化学構造式だけでなく実験器具を描写できるテンプレートも入っているので、教材や簡単なレポートを作成して保存するのに使えそうです。
もちろん他の形式でインポートしてからエクスポートする事は、「Chem Draw」・「Chem Sketch」ともにできます。(他の保存形式を別の形式に変換できる。)
高校生以下の方には少し難しいかもしれませんが、を近くの書店などで参考にしてもらえれば役立つと思います。
今回の記事で、化学を専攻している人はもちろんですが、これから大学などで化学を勉強していこうとする方々に、少しでも役立てれば幸いです。
情報、ありがとうございましたm(__)m
最近は、ずっと「Chem Sketch」を使っているので「ISIS Draw」はもう使ってないですね。
「Chem Sketch」でキレイな構造式を書くコツとして、Tools>Structure Properties (Structureモード)でBond の長さや太さを調整しておくことをお勧めします。
簡単な使い方ぐらいは紹介する予定なので、またその時に詳しく書きます。
(今は余裕がないので、2〜3月過ぎの予定)
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よろしくお願いいたします。